最近、KindleUnlimitedで小説を読んでいます。
読み放題だと本当に読みたい本ってあんまりないんだよな〜
と、思っていました。
しかし、読み放題だからこそ、試し読みして最後まで読めたらラッキーくらいに感覚で読むことができます。
そんな試し読みで出会った一冊。
『浅田家の人々』です。
昨年映画として公開された作品を、小説にしたものです。
ストーリー
幼いころ、写真好きの父からカメラを譲ってもらった政志(二宮和也)は、昔から写真を撮るのが大好きだった。そんな彼が、家族全員を巻き込んで、消防士、レーサー、ヒーロー、大食い選手権……。それぞれが“なりたかった職業”“やってみたかったこと”をテーマにコスプレし、その姿を撮影したユニークすぎる《家族写真》が、なんと写真界の芥川賞・木村伊兵衛写真賞を受賞! 受賞をきっかけに日本中の家族から撮影依頼を受け、写真家としてようやく軌道に乗り始めたとき、東日本大震災が起こる―― 。
引用:映画『浅田家!』公式サイト https://asadake.jp/story.html
かつて撮影した家族の安否を確かめるために向かった被災地で、政志が目にしたのは、家族や家を失った人々の姿だった。「家族ってなんだろう?」
「写真家の自分にできることは何だろう?」
主人公の政志が小学生のころにから、40代ぐらいまでの話です。
家族写真を通じて感じる、さまざまな家族のかたちが描かれています。
そして、人生ってうまく行かないときもあるけど、なにかひとつ好きなものがあるだけで、なんとかなるんだということを教えてくれる作品です。
読書の秋におすすめの一冊です。