研修2日目を終えて、自分がいかに勉強をしてこなかったのか実感した

私が今受けている研修は、介護支援専門員実務者研修です。
昨年の12月で介護の仕事を始めて10年が経ちました。
介護を始めたきっかけは、ただ仕事がなかったから。
高い志もなにもなく、とりあえず研修を受けて、とりあえず就職をして、もうこの道しかないと思ったから生活のために続けてきました。
だから資格取得もした方がいいと、資格試験も受けてきました。
今回4度目にしてやっと介護支援専門員実務者研修受講試験に合格しました。
受験申し込みしたときは、転職なんて考えていませんでした。
仕事辞めたいけど、辞めてもできることなんてないと思っていました。
だけど、弟に相談したら違う可能性を見出すことができました。
それでも申し込みをした以上は試験を受けるし、ベストをつくそうと思っていました。
受けた後は、今年もどうせ駄目だろう、なんの手応えもなかったし、正直落ちててもいいとさえ思ってました。

なのに、受かってしまった。

講義を受けるのもあんまり身が入っていませんでした。

今日の講義を受けて、自分が今まで間違った介護を行ってきたことを知りました。

尊厳の保持とか自立支援とか学んだはずのことをなにひとつ生かすとことができていなかった。
何度も同僚が利用者に暴言を吐くのを見て、聞いてきた。
でも、私は注意ができなった。
なぜなら私の母親ほどの年齢の人で、私よりも経験も長い人たちだから。
私がしたことは、上司に愚痴るだけ。
でも上司はケアマネでもあるから、ケアマネとして利用者を守らなければいけなかった。
暴言を吐く同僚や、それを注意できない私から。
利用者の尊厳は守られない施設で私は働いていたんだ。

自立支援とは、利用者のできることに着目して、在宅で生活するためにできることを考えること。
でも、私たちはいつもできないことにしか着目してこなかったと思う。
いつもいつもできないことしか見なくて、手がかかるからとかそんなことばかり言ってきたと思う。
私は、なんのために介護をしてきたんだろう。
あの時も、あの時も、あの時も、もっと利用者を守るためにできたことがあったはずなのに、自分が勉強してこなったから、知識がなかったから、そのせいで利用者を守れなかった。
上司も、この介護支援専門員の研修を受けてケアマネしてるはずなのに、なんでできかったのかと疑問にも思った。

後悔と無念。

本当ならここでモチベーションを上げて、私が立て直してやる!ぐらい思えばいいんだろうけど、もうそんな気力は残っていません。
もう介護から離れたい。
これから超高齢化社会になっていく中で、介護はなくてはならないもので、誰かがやらなければいけないものだというのはわかっています。
だから辞めることに後ろめたさを感じます。
でも、介護は自分の気持ちが強くないとできないと私は思っています。
今の私でもとてもできると思えない。

人に押し付けて逃げ出すけど、私は辞めます。
自分の人生を自分のものにしたいから。

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この記事を書いた人

鹿児島に住んでるシングルマザーです。
40代で会社を辞めてWEBライターに転職を決意しました。
WEBライターになるための活動などを発信していきます。

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